- 運営しているクリエイター
#クラフトビール
海外で花開いた北海道生まれのホップ「ソラチエース」が日本で返り咲く。サッポロとブルックリン・ブルワリーが描く日本産ホップの未来
このホップには、常識を破る力があるらしい。 北海道空知郡上富良野町、1984年。ビールの大切な原料であるホップの新種が、サッポロビールの研究所で生まれました。杉やヒノキ、レモングラスのような香りを持つそれは、地名をとって「ソラチエース」と名付けられます。 ところが時の主流は、キレや、のどごしを重視するドライビールたち。ソラチエースは活躍の場を得られず、20年あまり眠り続けます。花開いたのは2000年代のアメリカ。クラフトビールメーカーが見初め、その名は一躍、ヨーロッパを通