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【キリンのグループ報 写心館#02】ワインのストーリーをお客様まで伝える【ワインキュレーション(株)】

キリングループ会社全体の取り組みを紹介する社内報である、グループ報『きりん』。その中のひとつで、従業員の想いや活躍する姿を自分自身の言葉で伝える『写心館』というコーナーをnote上で公開していきます。

連載の経緯はこちら

連載の第二弾は、「京橋ワイン」というインターネットのオンラインショップと、ワインの販売と情報発信を行っているウェブサイト”WINESUKI”を運営しているワインキュレーション株式会社の営業部 セールスマネージャー半田より、その仕事と想いについてお届けします。

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【プロフィール】半田 夕紗
2008年メルシャン入社。流通営業や広報に携わり、2015年よりワインキュレーションへ出向。量販店やレストランへの営業を担当する。ワインの販売だけでなく、お取引先のレストランがその先のお客様にどう販売すればよいのか助言するなど、きめ細かい提案を欠かさない。「納品して終わりじゃない。丁寧なアフターケアこそが私たちの強みだと思っています」

ワインのストーリーをお客様まで伝える

「京橋ワイン」というインターネットのオンラインショップをご存じでしょうか。楽天市場とほぼ同時期、2000年にオープンして、毎年ショップ・オブ・ザ・イヤーの上位に選ばれているオンラインショップです。

この「京橋ワイン」とワインをより気軽に知って・選んで・買えるウェブサイト“WINESUKI”を運営しているのがワインキュレーション。世界中から選び抜かれたユニークなワインを少量多品種でそろえ、丁寧な梱包や説明書き、小回りのきく配送を武器に、個人のお客様を中心に販売してきました。

ワインをよく飲まれる方からワイン初心者の方まで、あらゆる方に「ワインのある生活っていいな」と実感いただける、“ワインの仮想テーマパーク”のようなウェブサイト「WINESUKI」

私はちょうど4年前、新規事業として、スーパーマーケットなどの量販店への卸売りと、レストランなどにネットを通じてダイレクトに販売する部門「EVAWINE」を立ち上げる時に、この会社に異動してきました。

メルシャンとワインキュレーション、どちらもワインを取り扱う会社ですが、仕事はかなり違います。メルシャンは500名以上の従業員が働く会社で、メガブランドを長く取り扱ってきた会社ですから、ワインの輸入ルートや適切な価格設定のノウハウが確立されています。

一方、ワインキュレーションは価値ある商品をボリュームに左右されず取り扱うため、営業ルールに関しては逆に決まっていることがほとんどありません。

何もかも自分で考えて動く必要があり、私を含めて4名の営業担当で仕入れのルートや価格設定に悩んだ日もあれば、見積書をフォーマットから作ったり、飛び込み営業やチラシ配りをしたこともありました。

バイヤーと一緒に海外の醸造家の元を訪ねて商品開発に関わることもあるし、レストランに対して、ワインに合う食事メニューを提案することもあります。「営業」という職種の枠にとらわれない、私にとって未経験の仕事ばかりでした。

課題は山積み。でも、「何とかなる」と思っていました。

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当社のワインは、担当バイヤーが現地まで行き、深い知識と愛情をもって選んでいます。私も、最初に当社が扱うワインに触れたとき、感動したんです。1本1本の個性が強く、ストーリーが詰まっていて「なんてお客様に説明しやすいワインなんだろう!」って。

そんなバイヤーの素晴らしいセンスで選ばれたワインがあるから、私たちが販売のスキームさえ整えて商品をお客様の元に届ければ、絶対にリピートしてくださるはずだと確信していました。

営業として大切にしたのは、ストーリーを伝えること。醸造家の手で造られ、バイヤーが惚れ込んで仕入れてきたワインたちのストーリーを、量販店やレストランのお取引先に伝える。そして、今度はお店からお客様にもストーリーを語っていただけるように。そんな思いで、ワインを売ってきました。

「EVAWINE」は当初、特にレストラン向けの販売でかなり苦戦していたのですが、2017年に業務用食品卸会社との業務提携を結んでからは一機に販路が広がり、1年間で1,000店以上のペースでお取り扱い店数が増えました。

この会社に来て4年。正直なところ、最初は、それまでやっていたメルシャンでの広報の仕事を極めたいと思っていたタイミングでの異動だったので、戸惑っていました。

でも、振り返れば本当に良いチャンスをもらえたと思っています。開発段階から関わったワインを自分の手で売る経験を通して、ただ売るだけでなく、商品の仕入れや貿易の知識も身に付けることができました。今は、本当に幸せな環境で営業ができています。

これからも部署をまたぎ、いろいろな分野に足を踏み入れて引き出しを増やすことで、「営業」という枠にとどまらない人になりたいです。

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noteでお届けするグループ報「きりん」 次回もお楽しみに!

グループ報「きりん」では着飾っていない話を、できるだけストレートに聞くことを心掛けています。キリンのグループ報のコンテンツをnoteで掲載するこちらのコーナーでも、一般的に社外に向けた会社のメッセージとは少し違った一面をお届けします。次回もお楽しみに!

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