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ゆめみる春のお楽しみ。『moogy』と花と暮らしを楽しむヒント。【#moogyの季節の便り~春編~】

季節ごとに変わるデザインに込めた思いと暮らしをちょっと良くするヒントを紹介する「#moogyの季節の便り」

今春発売する『moogy』の新デザインパッケージの紹介とあわせて、『moogy』と春の花をテーマに、四季のささやかな幸せや花のある暮らしの楽しみ方ついてmoogyチームが語り合います。

【プロフィール】嶺岸秀匡
キリンビバレッジ株式会社 マーケティング部ブランド担当。2011年入社。スーパーの個店営業や法人営業を経験後、2016年秋にマーケティングを担当。『moogy』、『生茶』などの商品開発やブランド戦略を担当。

【プロフィール】寺島愛子
キリンビバレッジ株式会社 マーケティング部ブランド担当 兼 デザイナー。2005年入社。『moogy』、『午後の紅茶』などの商品開発やブランド戦略を担当。

【プロフィール】水上寛子
キリンビバレッジ株式会社 マーケティング部ブランド担当兼デザイナー。2014年に入社し、『moogy』は発売時から担当。2019年他部署への異動にともない一度担当を離れたものの、2022年春から再び担当に。『moogy』、『iMUSE』などの商品開発やブランド戦略を担当。

春の新デザインのテーマは、「ゆめみるシリーズ」

―この春の新しい『moogy』のデザインは、どんなテーマですか?

寺島:「ゆめみるシリーズ」と名づけました。何か新しいことを始めたくて、夢みがちになる春。夢のようにふわふわと心地よく、優しい気持ちになれたり、少しでも気分が上がったり。そんな気持ちを込めました。

―春らしいテーマですね!4種類それぞれのデザインには、どんな想いが込められているんでしょうか?

「ゆめみるシリーズ」左から「3時のゆうわく」、「みつばちのゆめ」、「いつか行きたい」、「そよ吹く花」。

寺島:ピンクのボトルの「いつか行きたい」は、春になるとオランダの国立公園一面に咲き誇る「ヘザー」いう花をイメージしています。現在産休中のデザイナー遠藤と一緒に、2年前、ヘザーを見るためにオランダを訪れる予定でしたが、コロナ禍でやむなく延期になったんです。

インターネットにあがっている画像を見ると、小さくてふわふわとした桃色の花が、たくさん咲いていて。離れた場所から見渡すと、全体が淡いピンクに見えて幻想的なんです。“いつか見に行きたい”と、想いを馳せながら遠藤がデザインしたものです。

同じく花をモチーフにした「そよ吹く花」は、色鉛筆で描いた小花を全体にあしらいました。ゆったりと、のんびりと、ふわふわと舞う花をイメージしています。力を抜いてゆるりとした時間を過ごしてもらいたいなという思いを込めています。

―パフェやプリンなどが描かれたデザインもワクワクしますね。

寺島:消しゴムスタンプでモチーフを作り、「3時のゆうわく」というタイトルにしました。moogyチームには食いしん坊が多いので、食べ物シリーズは頻繁に登場します。ひたすら、おいしそう!食べたい!と思いながらデザインしました(笑)。

―3時のおやつにちょうど良いですね!黄色のパッケージが印象的な「みつばちのゆめ」はどのようなコンセプトなんでしょうか?

寺島:実は、花粉がモチーフなんです。私は花粉症で毎年悩まされていますが、花粉について考えていたら閃いて(笑)。集めた花粉を拡大してみつばちの視点で見ると、こんな風に見えるんじゃないかなとイメージしながらデザインしました。私にとっては天敵の花粉ですが、みつばちたちにとっては大事なもの。ふかふかしていて気持ちよさそうな様を水彩画で表現しています。巣のように六角形ではないけど、お部屋をイメージしています。

水上:私は、「みつばちのゆめ」が一番好きですね。春らしい黄色でかわいいパッケージの裏側に、そんなエピソードが込められているなんて、想像つかないですよね(笑)

寺島:「みつばちのゆめ」はこれまで何度もデザイン候補にエントリーしては、ギリギリで落選しているんです(笑)。今回ついにデビューできました!

―たくさんある候補の中から選ばれた4本なのですね。

嶺岸:たくさんあるデザインの候補から4本に絞るのは毎回悩みますね。シリーズとしての統一感はありつつ、それぞれ個性が光ったデザインなのが、『moogy』らしいなと思います。

寺島:花柄はお客様からも評判が良くて、特に春のシリーズは人気です。インスタグラムでも、春のデザインをアップすると、コメントをつけてくれる方が多くて。春はお客様からの期待値も高いので、ピンクや黄色などの春らしいカラーは外せません。今回は食べ物シリーズなども入れつつ、4つ並んだ時の柄の大小のバランスも考慮して決定しています。

お家にささやかな幸せを。『moogy』と花のある暮らし

今回は、春の新デザインのボトルにちなんで、春の花と楽しむ『moogy』のアレンジを提案していただきました。

まるでお花畑。一輪挿しとともにインテリアとして楽しむ『moogy』(寺島)

寺島: 『moogy』はボトルのデザインが特徴的なので、すぐに飲まず、しばらく飾っておくというお客様もいらっしゃるそうです。そんな方に、花と一緒に飾って楽しんでもらえたらと思い、『moogy』を囲んでお花畑のように小さな花を散りばめてみました。

花を飾る時、組み合わせや花瓶との相性を考えると悩んでしまいますが、こうやって小さな花瓶に一輪ずつランダムに生けるだけでも絵になりますよね。ミニブーケを買ってきて、それをばらせば気軽に楽しめます。

私は、旅先や陶器市などで花瓶を買い集めるのが好きで、いろんな種類のものを持っているのですが、小さいグラスやぐい呑みなどを活用してもよさそうです。形や大きさの違うものを並べでも楽しいと思います。

日頃の感謝の気持ちを込めて。『moogy』に添えてギフトに(水上)

水上:『moogy』はギフトとして使っていただけることも多いので、感謝の気持ちがより伝わるようにミニブーケを添えました。生花を添えると、より華やかさが増しますよね。ピンクのボトルに、ピンクのチューリップを合わせれば、より春らしさがアップします。

最近、チューリップもさまざまな色や形のものが出回っていますが、今回は少しグリーンがかった甘すぎないピンクを選びました。実付きのユーカリや白い小花などをプラスすると、ナチュラルな雰囲気になります。

コロナ禍で人と会う機会が減ったので、会う時はちょっとしたギフトを渡しています。これまで以上に会える時間が貴重で大切なものになっているので、その気持ちを込めて。『moogy』は大袈裟にならない程度のさりげないギフトにもちょうどいいと思います。

飲み終わったボトルをかわいく活用。『moogy』の花瓶で部屋に彩りを(嶺岸)

嶺岸:ボトルデザインを全面に活用できるよう、飲み終わったボトルを花瓶にしてみました。イラストがあるとカラフルな花を合わせづらいように思うんですが、意外とどんな花も違和感なくマッチして受け止めてくれるんです。

主張のあるスイーツ柄と花の組み合わせも、意外とかわいくないですか?リビングなど、家族が集う場所に飾ってもらえたら嬉しいです。我が家でもいつもリビングのテーブルに飾っています。『moogy』は自然のものをモチーフにしたデザインが多いので、花や植物との相性が良いですよね。

嶺岸:おまけに、押し花のギフトタグも。3歳になる息子は植物が大好きなのですが、外で摘んできては私にくれるんです。できるだけ長く楽しめるように、押花にするのも良いですよ。子どもと一緒にも楽しめます。厚紙に貼って、オリジナルのギフトタグに。大切な人に贈る時、人の手を加えてひと工夫することで、より大切な贈り物になると思います。

『moogy』と一緒にワクワクする春を

―どれも素敵な提案で、すぐ真似してみたいものばかりです。みなさんの春の思い出はありますか?

嶺岸:春といえば、地元に枝垂れ桜が生えている場所があって、数年前まではそこで家族や親戚、近所の方も集まってお花見をしていました。

水上:私もお花見は好きだけど、最近はできないのが寂しいですよね。宴会ができない分、桜を見ながら隅田公園の近くを歩いたり、散歩したりする機会は増えました。花屋さんで桜の枝を買って、自宅でも楽しんでいます。

寺島:春は、風が心地よくて、好きな季節です。自転車での散歩が気持ちいいんですよね。花粉との闘いですが(笑)。花も一気にカラフルな装いになるので、花屋さんを見るのも楽しい季節ですよね。

―今回は花をテーマに、『moogy』と花の楽しみ方をご提案いただきましたが、みなさんにとって花はどんな存在ですか?

嶺岸:息子が花や植物に興味があるので、図鑑を持って散歩しながら、一緒に植物を観察していたり、自宅でもよく飾ったりしていて、生活の中に欠かせない存在です。日常に花があると癒されますよね。

オランダを旅した時、アムステルダムの街を歩いていると、窓辺に花を飾っている家も多かったんです。駅で球根が売られているし、道端でも花が売られている光景をよく目にしました。花が根付いた街だなと感じました。

寺島:オランダは花がきれいですよね。がんばっておしゃれに生けよう!と張り切ると、バランスが難しくて悩んでしまうけど、一輪挿すだけでも気分を変えてくれます。生花や観葉植物もいいですが、すぼらな私はドライフラワーが強い味方。楽ちんだし、雰囲気もあるし、置く場所も選ばないのでおすすめです。

水上:私は、リモートで自宅にいる時間が増えてから、花の定期便を始めました。月2回、花が自宅に届くサブスクなのですが、普段自分では選ばないような花を楽しめたり、季節の移り変わりを感じられたり。花って、なくても困らないけど、やっぱりあると暮らしに潤いをくれるもので、気持ちが上がりますよね。私は帰宅した瞬間、花が迎えてくれると気持ちがいいので、玄関に置いています。

―みなさん花のある暮らしを楽しんでいますね。春の『moogy』と一緒に、どんな春を楽しんでもらいたいですか?

寺島:飾ったり、置いたり、ギフトにしたり。どれも取り入れやすいアイデアだと思うので、花の種類が豊富な春に、ぜひ挑戦してもらえたらと思います。飲むだけではない『moogy』の楽しみ方をお客様にもぜひ教えてもらいたいです。

嶺岸:1人でも、家族や友人と一緒でも、やり方次第で楽しみ方は色々あるなと思います。また、気持ちを表現したり伝えたりするときの、心のこもったひと工夫って、より想いが込められていていいですよね。やっぱり花があると心が弾みます。『moogy』と花が会話のきっかけにもなるといいですね。

水上:改めて、『moogy』と花の組み合わせは相性がいいなと思いました。柄がかわいらしくて、季節に合ったデザインというのもありますが、「誰かにあげる」とか「自分のために買う」とか、花と『moogy』は近い存在だなと思います。

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柔らかで優しいカラーの春の『moogy』。カラフルな花を合わせると、より春らしく華やかな装いになりました。自分のために、誰かのために。日常をちょっとワクワクさせてくれる春の『moogy』と花のアレンジ、ぜひ挑戦してみてくださいね。

編集部のあとがき

moogyは、季節ごとにパッケージデザインを4種類も入れ替えて提案しています。取材を通じて、真新しい季節のパッケージデザインを見るのが楽しみのひとつなのですが、一貫して「moogyっぽい」というのにいつも驚かされます。

この「っぽさ」はどうやって作られているのだろう?ということを、いつも気になりながらこれまで聞けずにいます。さらに言えば、お三方のお話を聞いていると人柄もどことなく「moogyっぽい」んですよね。不思議です。

今回も「moogyっぽい」素敵なパッケージが並びました。春の心地よい季節のそばに置いておきたいです。

文:高野瞳
写真:飯本貴子
表紙文字デザイン:もなみん
スタイリング:五十嵐舞


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