糖質ゼロビールって本当においしいの? Mart読者が『キリン一番搾り 糖質ゼロ』を飲んできた。
この度『キリン一番搾り 糖質ゼロ』が、大幅リニューアルしてさらにおいしくなったという噂を聞きつけ、Mart編集長小松率いるビール大好きなMart読者のお二人が、キリンビール本社にお邪魔して、進化したおいしさの秘密について伺いました!
「ビールが飲みたい! でも糖質が気になる……」そんな私たちの切実な願いに応えるべく、日本初の糖質ゼロビールとして登場した『キリン一番搾り 糖質ゼロ』の最新作の魅力に迫ります。
Mart取材メンバーと『キリン一番搾り 糖質ゼロ』ご担当者
『一番搾り』ブランドとして、おいしさを追求したリニューアル
Mart小松:コロナ禍でおうち時間が増えたことから「ビールを飲む機会が増えた」という声がMart読者からも寄せられます。本日お越しくださったお二人は、どのくらいの頻度でビールを飲みますか?
西尾さん:私は出産後に以前よりもビールが好きになりました。以前は日本酒などをゆっくり飲むことが多かったのですが、子育てをしているとそんな時間はなかなかなくて……。一口飲んだときのおいしさが、日々のちょっとした幸せにつながっています。とはいえ、糖質が気になるので、普段は普通のビールを晩酌では一缶だけと決めて楽しんでいます。糖質オフのビールを飲むこともありますが、ちょっと物足りない印象がありました。
笠原さん:ビールを飲むのは二日に一度です。最近は節制しています。平日に飲むのは、糖質オフビールと決めていて、『キリン一番搾り 糖質ゼロ』も愛飲していますよ!
リニューアル前とリニューアル後を飲み比べ!
キリンビール 重田さん:本日はリニューアル前とリニューアル後の商品をご用意しました。ぜひ飲み比べてみてください!
笠原さん: わー!これはおいしいですね。リニューアル後の方が香りもよいし、口に含んだ瞬間にまろやかな甘みを感じます。私は一番搾りのまろやかさが好きなんですが、新しくなった『キリン一番搾り 糖質ゼロ』にもまろやかさを感じます。
西尾さん:麦の香りがしますね! 泡もクリーミーだし、のどごしも違います! リニューアル前もおいしいけれど、比べるとはっきりと違いがわかりますね。リニューアル前はライトな感じですが、リニューアル後は、糖質ゼロとは思えない深みを感じます……。私はリニューアル後の方が好きだな。
Mart小松:甘みがあってまろやかなのに、後味はすっきりしていますね。 何も知らされずに飲んだら、糖質ゼロとわからないくらいのおいしさですね。さすが『一番搾り』です。
『一番搾り』は、妥協できない
Mart小松:『キリン一番搾り 糖質ゼロ』と言えば、日本初(※)ビールカテゴリーで糖質ゼロを実現した商品で話題になりましたね。発売から2年足らずでリニューアルをすることになったのには、何か理由があるのですか?
※ビールで糖質ゼロを実現した国内で初めての缶商品(Mintel GNPDを用いたキリンビール調べ)
キリンビール 重田さん: 2020年10月の発売以降、日本初の糖質ゼロビールとして注目いただき、大変好評を得てきたのですが、キリンの社内では「お客様の考える『一番搾り』のおいしさへの期待には、まだまだ届いていないのではないか」という課題を常に感じておりました。『一番搾り』ブランドの商品であるからには、妥協せず、さらなるおいしさを追求して、お客さまの期待に応えていきたい……、そう考えて、改良を重ねた結果が今回のリニューアルです。「おいしさは一番搾り。糖質だけがゼロ (※)」のビールができあがったと自負しています。
※食品表示基準による
Mart小松:そんなにおいしくなったんですか!なんだか楽しみになってきました。
キリンビール 重田さん:試飲すると違いが分かるかと思いますので、本日はリニューアル前とリニューアル後の商品をご用意しました。ぜひ飲み比べてみてください!
糖質ゼロなのにおいしいワケ
Mart小松:ところで素朴な疑問なのですが、糖質ゼロで、どうしてこんなにおいしいビールが実現できたのでしょうか? 糖質って、おいしさのもとになりそうというイメージがあるので、少し不思議な気がしますが……。
キリンビール 重田さん:そのカギは、“糖質カット製法”という技術進化と、それによる味覚進化の検討の幅が広がったことにあります。そもそもビールの糖質は主原料である麦芽に含まれていて、『キリン一番搾り 糖質ゼロ』をつくるには、これをカットしながら麦のうまみを引き出す必要があるんです。ここが中々難しい技術なのですが、数多くの試行錯誤を繰り返した結果、糖質を最大限分解するなどで酵母が糖質を食べきる新しい「糖質カット製法」が開発されました。
それによって、味わいのシミュレーションの幅が数十倍~数百倍にも広がり、糖質ゼロにも関わらず、『一番搾り』らしく、素材の良さを引き出すことができ、ビール本来のおいしさへ進化できました。
笠原さん:リニューアル前のアルコール度数は4%なのに対し、リニューアル後は5%へとアップしていますね! 物足りなさを感じないのは、アルコール度数も関係しているのですか?
キリンビール 重田さん:そうですね。さまざまな検証をした結果、麦芽比率を高め、アルコール度数は4%から5%にアップし、さらにホップの種類と量も見直しました。より味の厚みが増し、より飲みごたえを感じたり、ビールらしい香りも感じられるようになったと思います。糖質ゼロでありながら、より多くのお客さまに満足していただける味わいをつくるのは苦労の連続で、開発期間7年、試験醸造450回、試飲テスト7,000回を積みあげて実現しています。 (ブランド開発開始からの総計)
西尾さん:麦芽量、アルコール度数、ホップ量・配合見直しの3つの要素が掛け合わさって、このおいしさが実現しているんですね! 色もリニューアル後の方が濃くなっていて、見た目もおいしそうで、ビールらしさを感じます!
リニューアル前と後の色味を比較すると、明らかな差が!
新しくなった『キリン一番搾り 糖質ゼロ』は、気兼ねなく楽しめて、しかもおいしい!
Mart小松:読者のお二人は、リニューアル後の『キリン一番搾り 糖質ゼロ』をどのようなシーンで飲みたいですか?
笠原さん:私は、週末のホームパーティの手土産に持っていきたいと思います。糖質を気にするパパさんなどにも喜ばれそう。「糖質ゼロビールとは思えない!」って、このおいしさにみんなも驚いてくれそう。
西尾さん:私も、ママ友との餃子パーティに持参したいです。ビールも飲みたいけれども、餃子も食べたいし、お米も食べたくて、「このままでは糖質だらけ?」なんてときにはぴったりですよね。じゃがバターなどにも絶対合うと思います! 気兼ねなく、おいしいものと一緒に楽しめるなんて最高ですね!
Mart小松:これだけおいしいと、「糖質を控えるために、仕方なく手に取る」ではなく「おいしいから進んで手に取る」と、購入動機にも新しい視点が加わりそうですね。ビールの選択肢が増えた感じでワクワクします。
キリンビール 重田さん:『一番搾り』ブランドの目指すべき姿は「おいしさでお客さまの毎日によろこびをつくり、社会とお客さまに貢献すること」です。「食べたいものと一緒に気兼ねなく飲める」そんな幸せに貢献する存在を『キリン一番搾り 糖質ゼロ』が担えたらうれしいです!
編集部のあとがき
オウンドメディアの新しい方向性は「往復書簡」なのかもしれない。Martさんから上がってきた原稿を見た時にそう感じました。
「キリングループひとりひとりの人の声をできるだけ素直にお届けするメディア」として、これまでKIRIN公式noteでは商品や取り組みの裏側にある“人感”を丹念に追いかけてきました。ともすれば1万字近い文章にもなる記事が多い中で、出す時にはいつも「もっと軽くすればよかった」と思うこともしばしば。
Martさんとご一緒させていただくことになって、軽やかさと率直さの溢れる原稿を目の当たりにして、これまで私たちがせっせと伝えてきた思いに対して「お返事」をいただいたような気持ちになりました。同時に、冒頭の「往復書簡」という言葉が浮かびました。これはひょっとしたらこれはオウンドメディアの新しい発信の形なのかも、とも。
今後も「note Brand Story」を通じて多くの往復書簡が生まれることと思います。どんな会話が繰り広げられるのか、私自身とても楽しみにしています。
▼私たちからお届けした「キリン一番搾り 糖質ゼロ」の開発ストーリー
写真:山下忠之
文:田島えり子