日本中のビール好きを幸せに。新しい『本麒麟』、完成です。
「あなたの一番うまい!になる。」
これは、『本麒麟』開発時に掲げたキャッチコピーです。
新ジャンルでありながらも、ビールのようなコクや飲みごたえを追求した『本麒麟』。すでに楽しんでいるみなさまはもちろん、初めて手に取る方にも「うまい!」と感じてもらえるように、今年の1月『本麒麟』がさらに新しくなりました。
開発担当者の京谷に、開発時の想いや、今回のリニューアルで変わったことを聞きました。
ビール好きな全てのお客さまが本当に飲みたくなるものを
─今日はよろしくお願いします
京谷 侑香(以下、京谷):開発担当の京谷(きょうや)です。よろしくお願いします。
─『本麒麟』は、もうすぐ売上が10億本に達する(※累計出荷本数(350ml缶換算))とお伺いしました。『本麒麟』が生まれたきっかけを教えてください
京谷:『本麒麟』は、「本当のビール好きが、一番うまいと感じられるものを造ろう」という気持ちから始まりました。
当時、新ジャンルを日々楽しんでくださるお客さまとお話したときに、「今の新ジャンルは、どれもおいしいし満足している。でも、やっぱりビールを飲みたいよね」というご意見をいただいたことがありました。
そのときに、日々楽しみたいと思ってくださっているビール類が大好きなお客さまの期待に応えきれていないことに気づき、ビールメーカーとしての危機感を覚えました。
そんなお客さまの期待に応えたくて『本麒麟』は始まったんです。
130年分の覚悟を。『本麒麟』に込められた思い
─本麒麟はお店に並んでいても、赤いパッケージが特徴的でぱっと目を引きますよね
京谷:パッケージに使っている「赤」には覚悟を込めています。赤は、キリンのコーポレートカラーであり、キリンで最も長く愛されている『キリンラガービール』のラベルの色でもあるんです。
130年の歴史をもつメーカーとして「ビールに対する愛や情熱を全て注ぎ込もう」と全面赤のパッケージにしました。
─ネーミングはどのようにして決まったのでしょうか?
京谷:『本麒麟』の名前には、“本物”や“本当”の意味を込めています。職人の方々がきちんと手をかけて造っているクラフトマンシップを表現したいというところと、キリンとしての“本気”の覚悟をみせるために名付けました。
社内からは「失敗したらどうするんだ」なんて声も出ましたけど(笑)。
でも、私たちが今できる全てをつめこんでお客様に届けたいと考えました。
─本麒麟につめこんだ「こだわり」とはなんですか?
京谷:やはり味ですね。本麒麟を造るにあたっては、「力強いコクと飲みごたえ」を追求しました。
まずは「ホップ」。これはラガーと同じドイツ産ヘルスブルッカーホップを一部使っています。ヒノキのようだと表現されるくらい爽やかなホップなんです。このホップを使うことで、ぎゅっと引き締まった苦味と香りを楽しむことができます。
さらに、キリンの主要新ジャンルに比べて1.5倍の時間をかけた「長期低温熟成」をすることで、より雑味の少ない澄んだ味になりました。
そこでうまさをしっかりとつくりこんだうえで、アルコール度数を6%と少し高めに設定することで、「一杯の満足度」を高めることができました。
求める満足度に合わせた進化を
─今年からリニューアルされたということですが、どういった部分が変わったのでしょうか?
京谷:まず、パッケージの赤と金がさらに鮮やかになりました。『本麒麟』というネーミングも少し大きくなったんですよ。改めて“うまさ”や“品質の高さ”を直感的に感じていただけると思います。
─味の部分はどういった変化があるのでしょう?
京谷:よりコクと飲みごたえを感じていてだけるために、大麦を増量し、仕込み過程で新技術を採用しています。
ただ、『本麒麟』として大切にしている「力強いコクと飲みごたえがあるのに、飲み飽きない味わい」は一切変わっていないので、引き続き楽しんでもらえると思います。
お客さまのささやかな幸せに寄り添いたい
─『本麒麟』をどんなシーンで楽しんでもらいたいと考えていますか?
京谷:日常的に楽しんでいただけるものだからこそ、どんなシーンにも合うように造っていますので、いつでも楽しんでいただけると思います。
─ありがとうございました。最後に『本麒麟』を楽しんでいるみなさまへ一言お願いします。
京谷:いつも手に取っていただいて、感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございます。
特別な一日でも、そうじゃない日でも。日々の生活のなかで『本麒麟』を飲むことにより、気持ちがふっと前向きになってもらえたら、開発担当者としてとても幸せです。
これからもお客さまの一日の、ささやかなよろこびに寄り添っていけるよう、大事に育てていきます。
新しくなった『本麒麟』を、これからもどうぞよろしくお願いします。