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「一緒に働く誇らしい従業員を知ってもらいたい!」社内報の編集部が語る、その役割と可能性

社内の情報や価値観を共有する目的で作られる社内報。キリンホールディングスでは、グループ会社全体の取り組みを紹介する社内報としてグループ報『きりん』を季刊発行しています。

グループ報『きりん』には、社長からのメッセージをはじめ、グループの新しい動きを伝える特集や、従業員に紹介したい他社の取り組みを取材した記事など、様々なコンテンツが掲載されています。

その中のひとつで、従業員の想いや活躍する姿を伝える『写心館』というコーナーをnoteで公開することになりました。

社内向きに作られたコンテンツを社外に発信するという新たな試みを始めるにあたり、社内報の編集を担当するコーポレートコミュニケーション部の東向と髙島に制作のこだわりや想いを聞きました。

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【プロフィール】東向 悠(ひがしむき はるか)
2004年キリンビール入社。名古屋や静岡で量販営業を経験後、2008年10月より同社広報部に異動。報道対応・リリース作成・マスコミ向けイベント企画・株主総会関連業務を担当した後、2019年4月よりキリンホールディングスコーポレートコミュニケーション部にてグループ報『きりん』の企画・編集を担当。

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【プロフィール】髙島 与佳(たかしま あたか)
2014年キリンビール入社。メルシャンの量販営業を経験後、2018年4月中国(珠海・上海)にトレーニーとして駐在。クラフトビールの営業、マーケティングを担当した後、2019年10月よりキリンホールディングスコーポレートコミュニケーション部にてグループ報『きりん』の企画・編集を担当。

60年以上の歴史を誇るキリングループの社内報

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―キリングループが社内報を作り始めたのは、いつ頃ですか?

髙島:キリンビールの社内報として「きりん」の創刊号が発行されたのは、1958年11月です。

―ということは…、60年以上も歴史があるんですね。そもそも社内報が作られたきっかけは何だったのでしょう?

髙島:それは創刊号の「発刊によせて」というページに書かれているので、ちょっと読みますね。

「皆様と共々に力を尽くしている会社の仕事の現在の姿、将来のあり方などをはっきりと摑んでゆくため情報の交換、意思の疎通を図ると共に、楽しい読みものとして皆さまの家庭の方々にも可愛がられるものにしてゆきたい」。

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―まったく古い感じがしないですね。今でも、そのまま通用しそうな感じです。

髙島:そうなんです。このスタンスは、今でも一緒なんです。ただ、これまでに何度かリニューアルをしてきて、その度に社内報の役割は変わってきました。

東向:創刊当時は社会的に労働組合の活動が活発だった頃と聞いていますので、先ほど読んだ内容に加え、会社としての考え方を従業員に分かりやすい形で表明するという役割もあったのではないかと思います。

―なるほど。社内から出てくるかもしれない問題に対して、先回りして会社の考えを示していくという役割があったのですね。

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東向:私が入社した時には、また変わっていて、新入社員の写真が掲載されていたり、会社のクラブ活動の様子がレポートされていたり、意見を投稿する瓦版みたいなコーナーもありました。

会社が成長して従業員の顔が分からなくなってくるような時期に、社内コミュニケーションの役割を担っていたんですよね。要するに、会社の成長フェーズや課題感によって、社内報が担う役割も変わっていくんです。

髙島:キリンビバレッジができたり、メルシャンがグループ会社になったりすると、事業会社ごとの社内報が作られるようになっていたんですけど、2007年にキリンホールディングスに商号を変更して純粋持株会社制に移行したタイミングで、それらをひとつに統合しました。各社の社内報ではなく、全体を包括するグループ報『きりん』という現在の形になったんですよね。

東向:そこもまた役割の変化で、キリンホールディングスという会社になって、いろんな会社が集まると、「あの会社って何してるの?」とか、「お互いの会社の事業内容って実はあまり分からないよね」という状態になるじゃないですか。そういうことを解消するために、各事業会社の取り組みや、働いている人たちのことが分かるような内容にリニューアルされました。

―グループ全体を見渡すための媒体として社内報が利用されるようになったんですね。

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髙島:一番最近のリニューアルは2019年4月で、今私たちは社内報の役割を「会社の動きをグループ従業員に伝えるための経営ツール」と位置付けています。

東向:今はもうお互いのグループ会社を知るというステージから一歩進んでいると考えていて、その先にある長期経営構想を伝えていく役割を担うことになりました。

ちょうど2019年に「世界のCSV先進企業になる」ことを目指した長期経営構想『キリングループ・ビジョン2027(KV2027)』が発表されたので、それに伴ってグループ報の役割も更新されたという流れですね。

髙島:ただ、会社の方針を押し付けるようなものでは読んでもらえないので、読み物として楽しんでもらえるようには心がけています。

―その辺りは、まさに「発刊によせて」に掲げられていた精神が引き継がれているんですね。

会社の方針を従業員に翻訳するグループ報の役割

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―社内報の企画の内容は、どのように決めているんですか?

髙島:企画を考える時は、まず「KV2027および2019年-2021年中期経営計画(2019年中計)に沿っているか?」というところから出発します。そこから、どの部署に、どんなテーマで話を聞くかを決めていくんですけど、会社として伝えたいことと、従業員が知りたいことの間にズレがあったりもするんですよね。

例えば、会社が「ここまではわかっているだろう」という前提で話をしても、実際にはそこまで理解が及んでなかったりすることもあって。

東向:だから、企画会議では「従業員の理解ってこういう状態なので、これを噛み砕いて伝える必要がある」というような議論をたくさんしています。

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―その従業員全体の理解度は、どのようにすくい上げているんですか?

髙島:定期的にアンケートをとっているのと、あとは社内パトロールですね。

―実際に社内でいろんな人から話を聞いているってことですか?

髙島:そうですね。とにかくいろんなところに顔を出すようにして(笑)。何気なく話をしている中で、ポロっと言われたことから、「これは知られてないんだ」とか、逆に「あ、そういうことを考えていたんだ」みたいなことを見つけてきたりはしています。

―なるほど。そうやって聞くと、すごく重要な役割を担っているんですね。会社全体の意向を伝えることと、現場の声をすくい上げるってことを同時にこなしているという。

髙島:そんなことは初めて言われました(笑)。

東向:いつも少ない人数でコツコツとやってるからね。なんかモチベーション上がってきました(笑)。

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―『きりん』は、何部くらい発行しているんですか?

東向:2万3千部ですね。

―そんなにたくさん!

東向:そうなんです。すべてのグループ従業員の方に配っているので。
グループ会社を繋ぐコミュニケーションのツールって、実はこれしかないんですよ。だから、なるべくたくさんのグループ会社を紹介できるように意識しています。

髙島:基本的には経営ツールなんですけど、グループ会社同士を繋いでいく役割もあるし、従業員と経営を繋ぐという役割もあると思っていて。そういう懸け橋になれたらいいなと考えています。

―会社がどういう方向に向かっているかを、従業員に分かりやすく翻訳して伝える存在なんですね。

東向:そうですね。まさに、そんな立ち位置を目指しています。

誇らしい従業員のことを、もっと社外にも知ってもらいたい

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―社内に向けた情報発信ということは、インナーブランディングにも大きく影響していると思うんですけど、その辺りは何か意識されていますか?

髙島:社内報では着飾っていない話を、できるだけストレートに聞くことを意識しています。

いわゆる「キレイなもの」って、いくらでもあるんですよ。社外に向けた会社のメッセージだとか。だけど、それが本当に従業員に響いているかというと、必ずしもそう言えないと思うんですよね。

東向:いつも、「ギリギリを攻めていこうね」みたいな話はしてますね(笑)。

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―それは、社内向けだからこそのアプローチですよね。同じ会社にいるからわかることとか、言い合えることとかってあるじゃないですか。そういう共通項があると、より本音に近い話が聞けそうですね。

髙島:そうなんですよ。だから、読む側からも「わかる!」って声もいただきますね。

東向:私も以前、子育てしながら働いている従業員が「本当にやめようと思ったこともあった」みたいなことをおっしゃっているのを聞いて、同じような立場だったから、ちょっとウルっときたりして…(笑)。

髙島:そうやって自分と重ねて読んでもらえるのは、本当に嬉しいですね。

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―今回、noteに転載されるのは『写心館』という企画ですが、これはどのようなコーナーなのでしょうか?

髙島:グループに属するさまざまな事業会社や生産や営業、バックオフィスなど所属部署を問わず、普段はあまり表に出てこない人たちに話を聞かせてもらうコーナーです。

経営ツールという特性上、トップリーダーとか経営に直接携わる人の登場機会は多くなるんですけど、キリングループには本当にいろんな仕事をしている人がいるので、そういうところを知ってもらいたいと思っていて。

東向:なるべくたくさんの事業会社の従業員に出てもらって、みんなに知ってもらいたいと思っているので、そういう取材を心がけています。

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―実際、取材を続けてきた感想はいかがですか?

髙島:いや、本当に熱い人が多いんですよ。私たちも初めて聞く話ばかりで、「そんなふうに考えていたんだ!」といった驚きがあるし、もっとみんなに知ってもらいたいなって気持ちになりますね。

商品が紹介される時って、どうしても開発やマーケティングの人に光が当たるんですけど、そこに至るまでには、本当にたくさんの人が関わっていて、それぞれ仕事に熱い想いを持って取り組んでいるんだなってことを実感するようになりました。

東向:いつも必ず共感するポイントがあるんですよね。パッションがあって、一生懸命で、悩みもあるんだけど、それを乗り越えようとする姿が見えてくるので、いつも取材を終えた後には「私も頑張ろう!」って気持ちになります。

髙島:どの方の話もリアルなんですよね。嘘がないというか。

東向:そうそう。グループ報だから変に隠さなくていいじゃないですか。だから、皆さん本音を語ってくれるんですよね。

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―『写心館』のコーナーがnoteに転載されると、外の人の目にも触れることになりますよね。そのことについては、どう捉えていますか?

東向:純粋に嬉しいです。「もっと知ってもらいたい」と思う方ばかりなので、それが社外まで広がっていくのは、とても楽しみですね。

髙島:『写心館』に出てもらった方や、話してもらった内容って、同じグループの従業員としても誇らしく感じるものばかりなので、会社の外の人にも届けられるというのは本当に嬉しいです。

読んでくれた方が、話に共感してくれたり、その先にある商品のことも暖かい気持ちで見てもらえたりするるようになったら、そんなに嬉しいことはないなって。

東向:それは私たちにとっても大きなやりがいになっていくと思います!

髙島:まだまだ紹介したい人がたくさんいますからね!

文:阿部光平
写真:土田凌

noteで公開!グループ報『きりん』『写心館』

キリンホールディングスが季刊発行しているグループ報『きりん』の従業員紹介コーナー『写心館』がキリン公式noteにて公開されます。

第1回目は、5月27日(水)公開。
キリンディスティラリー株式会社の洋酒生産部 蒸留熟成チームより、ウイスキーの原料選びから仕込み、発酵、蒸留、熟成と、原酒を造る全部の行程の責任者をしている岸の仕事にフォーカスしてお届けします。キリングループの従業員ひとりひとりの仕事とその想いを、ぜひご覧ください。

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