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キミと過ごした20年が、ぼくそのものだ。【 #また乾杯しよう _投稿ピックアップ 】

こんにちは。キリンビール公式note編集部です。

早いもので「 #また乾杯しよう 」投稿コンテストも折り返しを迎えました。現在2,000件を超えるnoteが集まっています。

また今回集まっている作品は、これまで実施した投稿コンテスト以上に作品の幅が広く、毎日驚きとともに楽しませていただいております。

ひとつ共通することと言えば、遠い人、近い人、もう会えない人、毎日会っている人…「乾杯」には、膝を突き合わせてグラスを合わせるという行為を超えて、「誰かとつながりたい」という意思にも似た想いを感じ取ることができたことは、今回このテーマでコンテストを実施できたことの一番の収穫なのかもしれません。

これまでのお手本投稿、ならびに「スタッフリレー企画」についてはマガジンにまとめておりますのでぜひこちらも御覧ください。

それでは、今回も私たち編集部がピックアップした6作品をご紹介します。
※こちらでのピックアップは選考とは関係ありませんのでご了承ください。

乾いた音色は注ぐに継ぐ by KH1992 さん

「乾杯を継ぐ」という言葉にはじめて出会ったような気がします。つかず離れず、時に煩わしい家族という単位の関係性の中で、なかばしきたりのように繰り返される乾杯の音には、最小でありながら最長でもある関係性に、ピンと1本糸を張るような役割があるのかもしれない。そんなことを思いました。(平山)

あなたと二人で乾杯を by きさらぎみやび さん

きっと多くの人が、そこにいない誰かに杯を傾けることで時空を超えて会話ができるような気分になったことがあると思います。不思議です。でもそういう身体にしみついた「乾杯」は少し温かくていいな、と思いました。亡くなったお爺さんとの対話を「はじめてのさし飲み」と気付くシーンにグッときました。(平山)

思春期なんかに出会わなければ by kyri さん

季節の移り変わりを記憶の中にある「空気のにおい」で察知するように、音にも記憶を呼び起こすスイッチがあるのだと思います。この作品の成人式のシーンに出てくる「再会の音」に触れながら、ついつい、私自身いつかの、誰かの声を思い出そうとしていました。(平山)

所縁 by 濃炭冷茶 さん

「1年に1度だけ1往復のやりとり」がずっと続く関係って、とても素敵だと思いました。きっとお互いにとって大切にしたい縁なんでしょう。サイダーやコーラでしていた乾杯が、時を経てカクテルやビールになっても続いていくように、学生の頃「いつかは終わってしまう」と感じていた時間も、形は変われど関係は続いていくものですね。来年の夏はまた剣を交えられるように「今こそ元気にしていきましょう」。(アカハネ)

記憶力のよいキミと物忘れがひどいボク by こげちゃ丸 さん

過ごした時間と共に部屋に増えていく思い出の品たちは、不格好だけれど温かい。昔だったら「部屋が散らかって嫌だな」なんて思っていたけれど、最近はそんな不揃いの思い出一つひとつを愛しく思うようになりました。こげちゃ丸さんのお部屋にも、奥様と過ごした20年分の思い出が詰まっているんだろうなと想像して胸がぽかぽかしました。形には残らないけれど「乾杯」もそんな風に人の記憶に積み重なっていくものなのかもしれませんね。また来年も、その次も、奥様と素敵な乾杯ができますように。(アカハネ)

青い夏、祝杯 by 大麦こむぎ さん

制服とは違う見慣れない同級生の姿がなんだか照れ臭くてはにかんだり、いつもと違う時間に友達といることが悪いことをしているみたいでドキドキしたり。日常から切り離されたその時間は、応援する側も選手側も「かけがえのない夏」だったんだと、臨場感たっぷりに読ませていただきました。またいつかの夏で、観客で埋め尽くされた甲子園と共に乾杯を楽しみましょう!(アカハネ)


今回は、KH1992 さん、きさらぎみやび さん、kyri さん、濃炭冷茶 さん、こげちゃ丸 さん、大麦こむぎ さんのnoteをご紹介しました。

引き続き皆さんの投稿をお待ちしております。

それでは、また次の乾杯まで。