旬のきゃべつをレンジで。「レンチンきゃべつと生ハムのサラダ」【今夜のラガーのおとも 。#1】
発売から130年、多くの人に愛されてきた「キリンラガービール」。このビールをよりおいしく愉しむために、料理研究家の瀬尾 幸子さんと“最良のおとも”を考えていく新連載がスタートしました。
思わずのどが鳴り今夜にでもつくりたくなる、それでいてシンプルで家庭的な“普段着のおつまみ”を、瀬尾さんならではの視点からご紹介します。
第一弾は、電子レンジでチンするだけの「レンチンきゃべつ」!
お店よりもおうち感覚。私にとってラガーは、ほっとできるビール
「キリンラガービール」と聞いてまず頭に思い浮かんだのは、お店よりもおうちで飲んでいるシチュエーション。私にとってのラガーのイメージです。季節ごとに新しい味が登場し、変化が激しいビール市場の中で、ラガーはずっと変わらない。そういう安心感が家飲みの印象を抱く所以かもしれません。
外食もいいけれど家には家の良さがある。リラックスできて、風呂上がりに飲むような、そんな肩肘張らないラガーのおともを考えてみました。
レンジでチン!くたびれ知らずのかんたんレシピ
電子レンジで加熱したきゃべつを食べたことがありますか?一口頬張ってみれば、その甘さにきっと驚くはずです。
特に春のきゃべつはやわらかさがあり、生で食べてももちろんおいしいのですが、レンジで加熱するとより甘さが引き立ち、とてもおいしくいただけます。茹でるとキャベツの旨味が流れ出てしまいますが、レンジであればそれを防ぐことができる。レンジの特性を活かして上手に使うことで、素材の持ち味を存分に味わえるんです。
手で混ぜ合わせるだけでできるサラダ
このままでも十分おいしいレンチンきゃべつですが、ラガーのおともになるよう、今回は生ハムや粉チーズを合わせてサラダ仕立てにしていきます。
味付けはオリーブオイル、レモン汁、粉チーズ、塩、コショウ。これらをひとつずつ順番に加えて混ぜるだけ。あえて調理道具を使わずに手で混ぜてみましょう。素材の温度、硬さ、混ざり具合。指先に伝わる素材の感覚を確かめながら、味を整えていきます。
味を引きしめる役割のコショウはいちばん最後に。ミルで挽いたコショウを使うのが私の鉄則。香りが立ってよりおいしくいただけます。
途中で加える生ハム、黒オリーブ、バジルは、今回は引き立て役。こうして相性のいい食材を合わせていくことで味に複雑さが生まれます。単調な味ではビールのおつまみとして退屈ですからね。
調味料も、混ぜ合わせてから加えるとひとつの味になってしまいますが、こうやってひとつずつ合わせていくと、口の中でそれぞれの素材の味がきちんと主張してくる。ただ順番に混ぜただけなのに不思議ですよね。これが何よりとってもおいしい!
すぐに手に入る食材で誰でも簡単につくれる、「レンチンきゃべつと生ハムのチーズドレッシングサラダ」。こういう料理を覚えておけば、おつまみを用意するのも少し気が楽に思えてきませんか?
家飲みだからこそ、気取らずほっとできるシンプルなおつまみがいいですよね。まずはラガーで一杯。そんな食卓に並べる、とりあえずの一皿にいかがですか?
レンチンきゃべつと生ハムのチーズドレッシングサラダ
もうひとアレンジで、粉いらずのお好み焼き!
こってりした味が欲しいときには、この一品。
レンチンきゃべつをアレンジした、粉を使わないお好み焼きです。
先ほどのサラダよりも少なめに皿に盛ったきゃべつの上に、豚肉のスライスを乗せてレンジで5分。豚肉の脂がきゃべつに染みておいしいんです。
あとは溶いた卵をフライパンで焼いて乗せ、自分の好きなようにソースやマヨネーズをかければいい。ちゃっちゃとつくれるし、誰にでもできます。
あくまで主役はラガーですから、お腹が膨れすぎない粉を抜いたお好み焼きくらいのほうが、おともには丁度いいでしょう?
肩肘張らず、ほっと一息。ラガーと一緒に愉しんでみてくださいね。
※こちらの記事はキリンのオンラインショップ「DRINX」からの転載記事です。
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