表紙で彩る季節の訪れ。「#季節の表紙画」はじめます~春・竹永絵里さん~
暮らしを軽やかに。気持ちを健やかに。
そんな合言葉とともに3月にアップデートしたKIRIN公式noteですが、せっかくなら、私たちのページに訪れる度に、少しでも気持ちがほぐれてくれるような仕掛けはできないかと考えました。
桜の開花宣言のニュースを見るだけで、つい口元がほころんでしまうように、季節の移り変わりには不思議と心が躍るもの。そうであれば、わたしたちのページが季節ごとに変わっていくのはどうだろう?と(なかば強引に)思い至りました。
「 #季節の表紙画 」 を始めます。
これから季節ごとに、トップページのヘッダーをクリエイターさんのイラストで彩っていくことにします。
▼トップページへどうぞ
初回の「春」は、多くの雑誌や書籍などでご活躍されているイラストレーターの竹永絵里さん。カラフルであたたかい竹永さんのタッチが春にピッタリだと思い、お声がけさせていただきました。
今回のイラストをおこしていただくにあたり、私たちからは「春の賑やかさを感じる」「暮らしが楽しくなる」といったような漠然とした雰囲気だけをお伝えしました。
それから1週間後に届いたイラストがこちら。
イラストを開いた瞬間、思わず「はぁ」と声が漏れました。春の、まだひんやりとしていてそれでいて太陽の匂いがするような、そんな風が目の前をすり抜けたような気がしました。
せっかくの機会なので、今回のイラストについて竹永さんにコメントを頂戴しました。
─今回のイラストのモチーフについて教えてください
春の足音が近づいてくると、とてもワクワクします。そのワクワク感と、親しい人たちと一緒に過ごす時間をイメージしてモチーフを選びました。
春の穏やかな日に、キャンプやチェアリング、ワインを持ってピクニックやパーティ!
想像するだけでワクワクします。なかなか集まりにくいご時世だからこそ、イラストの中でその楽しい時間を表現したいと思いました。
─イラストを制作するうえで、気を配ったところはありますか?
春の暖かさを表現したかったので、全体的に明るいトーンに仕上げました。
冬の寒さを越え、植物が芽吹く力強さも伝えたかったので、緑はやや濃いめに着色しています。
イラストの密度を細かすぎず緩すぎずに描くことで、見る方の想像の余地を残すようにしました。
ラフでは植物を少なめにしていたのですが、ボリュームを増やすことで、より春らしさを表現することができました。帽子やカゴなど、茶色いモチーフが多いのですが、あえて別の色にせず、茶色にバリエーションを持たせることで、全体の統一感を出すことができました。
個人的には、つくしのバランスがうまくいって気に入っています。
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イラスト作成時には数パターンのラフを送っていただいておりましたが、どれもが春を感じる朗らかなタッチでした。いっそラフも多くの方に見てもらいたいと思い、掲載のお願いさせていただいところ、「少しでも春を感じてもらえたら」とご快諾いただきましたので、こちらも併せてご紹介します。
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#季節の表紙画 は季節の変わり目にお届けしていきます。
それでは、次の季節まで。お楽しみに。