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お客さまもつくり手も、みんなが笑顔になるビールを目指して。『一番搾り とれたてホップ生ビール』がつなぐ、遠野との絆

『一番搾り とれたてホップ生ビール』は、岩手県遠野市でとれる良質なホップを収穫後、急速凍結させて、丁寧につくられた”旬のおいしさ”が詰まった特別な限定ビール。豊かなホップの香りと、旬のおいしさでお客さまの期待に応えつづけてきました。

誕生から19年。今年は11月1日に発売となります。
年に一度、この時期でしか飲めない『一番搾り とれたてホップ生ビール』を心待ちにしてくれているお客さま。

発売が決まり、いざ告知をすれば、「待っていたよ」というよろこびの声が聞こえてきます。それはまさに、『一番搾り』ブランドが目指している「おいしさで毎日のよろこびをつくりたい」という想いが、お客さまにも伝わっていると感じられる瞬間です。

そして、この『一番搾り とれたてホップ生ビール』には、つくり手の情熱も詰まっています。その“つくり手の情熱”に触れるべく、この夏、キリンが半世紀に渡り、支援させていただいている遠野市のホップ農家の方々のもとを訪れました。

“ビールの魂”であるホップに懸けてきた農家の皆さんの想いと情熱、後継者不足により訪れた危機、そこから新たにつながっていく希望と挑戦のストーリー。

それらを目の当たりにし、このストーリーを『一番搾り とれたてホップ生ビール』とともにより多くのお客様に届け、おいしさを通じて少しでもよろこびに貢献したい。そんな思いから、今回WEB CMを制作しました。
その動画は、こんな言葉から始まります。

―日本産のホップを守る人たちがいます。

この言葉は、『一番搾り とれたてホップ生ビール』が、なぜこれほどまで長きにわたり、毎年心待ちにされ、楽しまれ続けてきたのか、その答えにもつながります。

「この言葉から始める必要があったんです」。

そう語るのは、ホップ農家の方々の熱い想いに触れた、『一番搾り』マーケティング担当の重田。
『一番搾り とれたてホップ生ビール』の価値とは?そしてWEB CM制作の背景にある想いとは?重田が語ります。

キリンの重田麻帆里

【プロフィール】重田 麻帆里
マーケティング本部 マーケティング部 ビール類カテゴリー戦略担当。高校時代から大学院まで海外で過ごした後、外資系企業に勤務。「日本の高品質な商品の良さをもっと広く伝えたい」という想いで、2021年3月にキリンホールディングスに入社。現在は、『キリン一番搾り』『キリン一番搾り 糖質ゼロ』を担当している。


“ビールの魂”である日本産ホップを守っていかなければならない。私たちにできること

キリンの重田麻帆里

遠野とキリンビールがホップ栽培の取り組みをはじめたのは、1963年。もう59年になるんです。しかしながら、生産者の高齢化や後継者不足によるホップ農家の減少、機会の老朽化などのあらゆる課題によって、日本産ホップの生産量はこの30年で約7分の1にまで減少してしまいました。

そんな状況を少しでも良くしたい。そんな思いで、キリンが遠野市とともに日本産ホップの持続可能な生産維持体制確立を通じて、地域活性化を目指し、官民一体となって未来のまちづくりを始めたのが2007年。それから少しずつですが、若手の就農者の方々が増え始め、『遠野醸造』をはじめとしたビアカルチャーの発信拠点として、新しい芽が吹き始めています。

『一番搾り とれたてホップ生ビール』担当として、改めて農家の方々の“リアルな声”を聞くため、そして、“遠野の現在地”を知るために足を運ぶことにしました。

ホップ畑を歩くキリンの重田麻帆里

ちょうど遠野に伺ったのは、ホップがたわわに実った8月。グリーンカーテンの中を歩き、大きく成長した鞠花を嗅ぐと、鼻の奥に香りが広がって、『一番搾り とれたてホップ生ビール』のイメージがよりリアルに感じられました。

お話を伺った農家の皆さんはとても明るく朗らかで、「ホップは我が子のようにかわいい」とおっしゃっていて。私も、自身が担当する商品は同じような気持ちです。そんな風に気持ちがつながっていることをとてもうれしく思いました。

「私たちがつくっているのは、ビールの魂だ」という、力強い言葉もいただく一方で、「このままでは、ホップをつくる人がいなくなってしまう」という厳しい現実も。

「日本産ホップのおいしさを守るために、できることはなんだろう」と、より現実的に考えるようになりました。

キリンの重田麻帆里

「ついていくのが精いっぱいです」ともがきながらも、それでも溢れる笑顔で話してくれる、遠野に移住された若手農家さんのお話を聞いていると、遠野に新しい風が吹いたような気持ちになりました。

危機は終わっていない。けれど、希望はつながっていく。
私たちにできることは、100年先、200年先も続けるために、この遠野の“今”を伝えていくこと。そして、なにがあっても、日本産ホップの火を絶やしてはならないという長年のキリンの想い・農家の方々の想いを引き継ぎ、それを多くのお客さまにも伝えていくこと

この一杯のビールにどれだけのみんなの想いが詰まっているか…。

一番搾りとれたてホップ

東京に帰り、遠野のことを思い返すとやはり、畑を実際に歩いたときに感じたホップの香りや景色、そして農家の方々の真摯な言葉と笑顔が思い浮かびました。

『一番搾り とれたてホップ生ビール』は、造り手の顔が見える。農家の方々の笑顔を知ることで、感じられる想いがあるはず。それらのすべてが一つのストーリーとなり、すべてのおいしさにつながっていくいくのだと強く思いました。

みんなが想いを込めてつくったビールで、お客さまが笑顔になってくれたら。それは私たちにとって最高のよろこびです。

だからこそ、この“心で感じるおいしさ”“旬のおいしさ”とともにお客さまに届けるには、文字だけでは伝わらない。チームで何度も議論を重ねたうえ、今回は120秒の動画でお届けすることにしました。

“缶を見たら笑顔になれる”を目指して

一番搾りとれたてホップ

このWEB CMで流れるのは、農家の方々や遠野のホップ栽培に関わるたくさんの人の笑顔とホップ生産にかける実直な声

お客さまに動画を観ていただき、『一番搾り とれたてホップ生ビール』を手に取っていただきたいという気持ちはもちろん、「造り手の顔や農家の方が笑顔でホップを収穫している姿が思い浮かぶ」、「温かみを感じる」。そんな、“心で感じるおいしさ”が伝わり、お客さまの笑顔につながればうれしいです。

そしてこの動画は、農家の方々や支えてくださっている遠野の方たちにも観ていただきたいと強く思っています。「日本産のホップを守る人たち」への感謝の気持ちを送るとともに、少しでも元気づけられたらという想いも込めました。

キリンの重田麻帆里

造り手の想いに触れていただくことで、『一番搾り とれたてホップ生ビール』の缶を見たら笑顔になれる、というところまでいけたらいいなと思っています。

簡単なことではないけれど、缶を見たらその背景にあるストーリーが思い浮かんで、少しでも笑顔になったら。そこからビールの新たな価値に気づいていただけたら…。そんなふうに想像を膨らませています。

8月末にホップ収穫を終えて、9月に仕込み式、1ヶ月かけてビールを醸造。『一番搾り とれたてホップ生ビール』ができあがるのは発売ギリギリです。今年の『一番搾り とれたてホップ生ビール』は、どんな味わいだろう、どんな香りなんだろう、ホップの出来栄えはどうだろう。ワクワクしています。

缶を手にしたら、あの日の遠野の風景、ホップの香り、そして農家の方々の笑顔や言葉を思い浮かべて、私もきっと笑顔になると思う。私にとって、今年の『一番搾り とれたてホップ生ビール』はなにより特別です。

▼WEB CMはコチラ

『一番搾り とれたてホップ生ビール』を11月1日(火)発売

一番搾りとれたてホップ

つくり手の想いと喜びが詰まった遠野産ホップでつくる『一番搾り とれたてホップ生ビール』が、11月1日(火)より全国発売となります。

今年で発売19年目を迎える『一番搾り とれたてホップ生ビール』は、「飲みやすく、飲み飽きない」理想のビールの“おいしさ”を実現した『一番搾り』からの限定商品。今しか飲めない特別な『一番搾り』をお楽しみください。

文:高野瞳
写真:上野裕二
編集:RIDE inc.