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ポプラ社とコラボした「 #夜更けのおつまみ 」投稿コンテストを振り返って

先日終了した、ポプラ社さんとのコラボ企画「 #夜更けのおつまみ 」投稿コンテストの選考結果がポプラ社さんのnoteより公開されました。

改めて、ご応募いただいた皆様にお礼申し上げます。ありがとうございました!

今回受賞された作品や感想についてはポプラ社さんのnoteをご覧いただければと思います。ここでは選考時の様子やコンテスト全体を通して感じたことなどを少しだけ。

「事前に5作品くらいをお互いに選んでから臨みましょう」というやりとりがあり、投稿コンテストが終了した1週間後、ポプラ社さんで選考会を行いました。

その場で両社からエクセルにピックアップした作品を見せ合うことになるのですが、見事に両社ともリストの一番上に挙がっていたのが、今回大賞を受賞された奥村まほさんの作品でした。

満場一致とはこのことか、と思わず場が湧きました。ずっと「言葉」と向き合ってきたポプラ社さんと「いいもの」が一致するというのはなんとも不思議な感覚でした。

その後ポプラ社賞、キリンビール賞の選考もとてもスムーズに進み、時計を見れば、選考会が開始してまだ10分程度しか経っていませんでした。

▼ポプラ社賞

▼キリンビール賞

ポプラ社さんに、今回noteで投稿された作品全体について感想を聞くと「すべての作品のクオリティが高くてとても驚いた」と声を揃えます。紙にするものとweb上で見るもの、それぞれの良さはあるものの、紙にするにはwebの文章は果たして向くのだろうか?という一抹の不安があったのですが、軽々とそのハードルを超えていた、とのことでした。

「いいエッセイってなんなのでしょう?」気になって聞いてみました。「うーん」としばらく悩まれた後「あくまでひとつの視点ですが」と前置きして「気取りながら気取らない、ということでしょうか」と言いました。

気取りながら気取らない?わかるようなわからないような。もう少し聞いてみると、読み物として「読ませるテクニック」がしっかりありながらも、その人らしさが見えるような人懐っこさが滲み出ているもの、というようなことだとわかりました。

今回の投稿コンテストの総評としては、以下のようにポプラ社さんにお伝えしました。

「夜更けのおつまみ」という言葉だけを眺めると、個人的には遅い時間にひとり嗜んでいる風景を思い起こさせます。そんな「しっぽりとした」投稿が集まると思っていましたが、蓋を開けてみれば、ほとんどの投稿には目の前に「誰か」がいました。

誰かと一緒にお酒を飲み交わしたエピソードはもちろん、おつまみを介して思い出の中の誰かと再会したり、声をかけたり。

ひとつひとつの作品を読んでいると、「夜更けのおつまみ」には過去と今をつなぐ役割があるのかもしれないなぁと、しみじみお酒が飲みたくなりました。素敵なエピソードをありがとうございました!

今回の企画は「おつまみ」とある通り、今までのコンテストと違って直球で「お酒」にまつわるストーリーが並びました。

ひとつひとつのnoteを眺めて思ったのは、こんな風に、誰かと飲みに行きたくなったり、美味しいおつまみを作りたくなったりするnoteが定期的に流れてきたら面白いなぁと思ったのと、こういう読み物を定期的にnoteの皆さんにお届けできたらもっと楽しんでもらえるのではないか、ということでした。

選考会の後半、こんな話をしたら「そうですね。こういう読み物は定期的に読みたいですよね」とポプラ社さんは応えてくれました。

…ひとつ検討することが増えました。

改めまして。この度「 #夜更けのおつまみ 」に投稿していただいた皆さん、ありがとうございました!

それでは、次の乾杯まで。