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【キリンのグループ報 写心館#03】製品の安定供給に貢献したい【メルシャン(株)】

キリングループ会社全体の取り組みを紹介する社内報である、グループ報『きりん』。その中のひとつで、従業員の想いや活躍する姿を自分自身の言葉で伝える『写心館』というコーナーをnote上で公開していきます。

連載の経緯はこちら

第3弾は、メルシャン八代工場のアルコール製造課で「酒類原料用アルコール」や「工業用アルコール」を造る御厨 誠(みくりや まこと)より、その仕事の想いについてお届けします。

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【プロフィール】御厨 誠(みくりや まこと)
2018年入社。メルシャン藤沢工場でリキュールやワインのブレンドを担当した後、2020年4月より現職。通常1年間かけられるOJTを3カ月で終え、急増するアルコール市場の需要に応えるため現場に立つ。20歳になって初めて飲んだ自社のお酒は「シャトー・メルシャン マスカット・ベーリーA」。

メルシャンと出会ったのは、高校生の頃。将来も需要がなくならない業界に就職したいと思っていた私に、先生が紹介してくださったのがメルシャンでした。地元の佐賀から神奈川の藤沢工場に見学しに行ってみたら、最先端の工場設備に感動してしまって。その時にお会いした工場長や副工場長の笑顔も素敵で、こんな雰囲気の職場なら働きやすそうだな、と感じました。

入社の決め手はもう1つあります。せっかくならお客様にとって良いものをつくる企業に就職したいと思っていたものの、当時未成年だった私は、メルシャンのお酒を飲んで確かめるわけにはいきませんでした。そこで、メルシャンのワインを両親に飲んでもらったら「おいしいね」って。それなら働きがいもありそうだと思って、入社することに決めました。

入社して2年間は、藤沢工場で梅酒やワインのブレンドを担当しました。そして2020年4月、メルシャン防府アルコール製造所が操業するのに伴う人事異動で、八代工場に来ることになりました。この工場では、「氷結」などのRTDに使われる「酒類原料用アルコール」を造っていて、キリングループの各工場に安定的に供給する役割があります。また、消毒剤・食品・化粧品などに使われる「工業用アルコール」も、販社である第一アルコールを通じて、全国のさまざまなメーカーさんに供給しています。

八代工場に来て、私の業務はアルコール蒸留塔の運転管理・監視と、大きく変わりました。ここでは、新しいことが学べるし、出身地に近い場所で働くことも以前から希望してたので、わくわくしています。

トラブルを学びに変えて

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蒸留塔の運転管理は、蒸留の際に不純物をしっかり取り除けているか、蒸気の供給量は適切かといったことをコンピューター上でチェックし、異常があれば対応します。作業をする時は先輩と一緒。確証がない場合は必ず先輩に確認してから作業すること、それから、教えていただいたことは細かくメモしなるべく一度で覚えることを心掛けています。

運転管理と聞いて、配属当初はトラブルがなければモニターを見ているだけかな?と思っていました。でも、意外と大小さまざまなトラブルがあって。最近だと、工場の近くに雷が落ちて瞬間的に停電し、気化したアルコールを冷却する水のポンプが一斉に止まってしまったことがありました。

冷却水の供給が止まると、アルコールが液化しないまま大気中に放出されて環境に影響を与えてしまうので、素早い対応が求められます。他にも、豪雨でトラブルが起きたこともありました。大変でしたけど、そんなトラブルを乗り切れた時に、達成感を覚えることが多いです。

もちろん、トラブルは起こらないのが一番ですが、イレギュラーなことが起きれば、それを乗り越える過程で知識や経験を身に付けられるので、いつも以上に学べるチャンスだと思っています

新型コロナウイルスの流行で、日本でも消毒用アルコールが重視され、その原料となる工業用アルコールの需要も急激に高まっています。これに応えるため、八代アルコール製造課と防府アルコール製造所は、連日フル稼働中です。忙しいですが、私たちが造ったアルコールが、感染リスクの低下に少しでも役立っていると思うと頑張れます

これからは蒸留工程に関する知識をもっと増やして、製品の安定給に貢献していきたいと思ってます。それから、車で1時間くらい走れば、高校の時の友達にも会えるようになったので、もっと会いたいですね。友達は今、学生だったり、社会人だったり、いろんな道に分かれていますが、話すと元気をもらえるのは変わりません。友達との時間も大事にしながら、成長していきたいです。

noteでお届けするグループ報「きりん」次回もお楽しみに!

グループ報「きりん」では着飾っていない話を、できるだけストレートに聞くことを心掛けています。キリンのグループ報のコンテンツをnoteで掲載するこちらのコーナーでも、一般的に社外に向けた会社のメッセージとは少し違った一面をお届けします。次回もお楽しみに!

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