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【写心館#10】お客さまの生活と心を支えたい #オープン社内報

キリングループ会社全体の取り組みを紹介するインターナルブランディングWebサイト『KIRIN Now』。そのなかの一つで、従業員の仕事に対する想い、働くうえで大切にしていることを自分自身の言葉で伝える『写心館』というコーナーをnote上で公開しています。

▼連載の経緯はこちら

第10弾は、キリンエコー 保険事業部にて、営業の後方支援を担当している柳澤佳未より、お客さまと接するうえで大切にしていることや、働きがいについてお届けします。

キリンエコー保険事業部の柳澤

【プロフィール】柳澤 佳未
キリンエコー 保険事業部 企画・損害サービス推進担当。
2021年、キリンエコーにキャリア入社。以来、保険事業部にて営業の後方支援を担当。この他、前職での査定業務の経験を生かして事故対応も担っている。

就職氷河期の真っ只中に大学を卒業して、入ったのは保険会社。仕事を続けるなかで、やりがいや責任感が芽生え、あっという間に約20年が経ちました。その後、ライフイベントの都合により転職することに。

小さな子どもがいるので、次に働くのは「育児と両立できて、前職での経験を生かせる職場」と決めていました。そんなときにキリンエコーで働いていた保険会社時代の上司に紹介していただき、2021年に入社しました。

キリンエコーは、キリングループのなかで保険事業と飼料事業を展開している会社です。

飼料事業とは何かというと、キリンビールの工場で出た仕込粕などの副産物を再資源化し、牛の飼料やキノコを生育する土台として、全国の畜産農家さまへお届けする仕事です。

この飼料事業の始まりは、なんと会社が設立された1941(昭和16)年にまでさかのぼります(設立当時の名称は「麟鳳商会」)。記録によれば、ビールの副産物販売は当時から好調だったようです。

保険事業も、戦後すぐの1948年に始まっているので、どちらも長い歴史を持っています。


キリングループと保険各社をつなぐ「保健事業部」

キリンエコー保険事業部の柳澤

私が所属している保険事業部は、生命保険や損害保険を取り扱う保険代理店業に分類されます。保険商品は金融商品であり、有事の際に力を発揮するものです。そのため普段は難しいものと感じられる方も多くいらっしゃいます。
 
私たち保険代理店は、お客さまとなるキリングループの皆さんと保険各社の間に立って、専門的な言葉を噛み砕いて説明したり、お客さまの生活やご家族の構成に合った商品の紹介やアドバイスをしたり、契約のお手続きをサポートしています。

商品によっては複数の保険会社のものを取り扱っているため、各社の商品を見比べて最適なものを選んでいただけるようになっています。
 
現在は、(1)キリングループのOB・OGを含む従業員さま向けの個人保険(2)グループ各社が法人として加入される保険の両方を扱っています。
 
私の役割はキリングループの皆さんに、広く商品の情報をお伝えするため、営業の後方支援をすることです。具体的にはチラシを作成したり、キャンペーン施策の企画を考えたり。営業担当それぞれが作業するよりも、まとめて行った方が効率的であると思われるものを吸い上げ、対応しています。

保険商品のチラシ
柳澤が制作している保険商品のチラシ類。
「キリングループの従業員の皆さんに身近に感じていただけるように、コーポレートカラーをちりばめています」

お客さまのベストを実現するために、とことん向き合う

もう一つ、重要な役割があります。それは、実際に事故や災害が起こったときの対応です。保険事業部には、保険業界で経験を積んできた21名が集まっています。そのなかで事故の専任担当者が2名いますが、不在時に私が代替として対応することもあります。
 
実は、前職では事故や災害が起こったときにお客さまに保険金をお支払いする、査定の仕事をしていました。例えば建物の保険であれば、実際に建物を見に行って亀裂や傷の状態を一つひとつ写真に残し、当事者からお話を聞いたうえで、基準に当てはめて金額を算出します。

自動車事故の場合は、車や現場の状況を確認し、お客さまのご意向を確認しながら、さまざまな判例と照らし合わせて責任の割合を導き出します。
 
実際に現場に行き、自分の目で状況を確かめる仕事です。今でも忘れられないのは東日本大震災ですね。当時は被災地に足を運び、長靴を履いて、瓦礫の中を進んでいきました。
 
今でも事故対応では悲惨な現場を見ることもあり、当事者の方と話していると、心が持っていかれそうになることもあります。ただ、被害に遭われた方の気持ちに寄り添いながらも、プロとして冷静でいなければいけません。この人にとって何がベストなんだろう。今、私にできることはなんだろう──そうやって気持ちを切り替えないと、真価を発揮できないからです。

キリンエコー保険事業部の柳澤

事故や災害で大切なものを失われた方は、気持ちが動転し、緊張状態にあることも多いです。お客さまとのお付き合いは基本的にマイナスな状況からスタートするので、お客さまから「本当に信じていいの?」と疑いの目を向けられることもあります。
 
保険会社にいた頃は、お客さまと信頼関係を築くことを難しく感じることもありました。今は代理店に立場が変わり、お客さまに一歩近くなりました。そのためお客さまやご家族のプライベートに踏み込んだお話ができるようになったと感じていますし、より的確にアドバイスできるようになったと思います。
 
保険には生活や命がかかり、大きな金額がついてきます。事故対応ではどんなに力を尽くしても、お客さまにご納得いただける結果にならないことがあります。保険の適用範囲やご契約内容などの決まりごとによる制約があったり、自然が相手になったりすることもあるからです。

そうした場面での代理店の使命は、お客さまにとってのベストを可能な限り実現するために、とことん障壁に向き合うこと。これが全てだと思います。

「何でも相談できて、精神的な支えになる」。そんな存在でありたい

キリンエコー保険事業部の柳澤

お客さまには、それぞれ個別の思いや事情があり、ご希望もさまざまです。なかには、私の経験からすれば叶えることは難しいかもしれないと思うようなことも。

それでもそれぞれの生活やご希望の背景に思いを馳せながら、なぜそのようなご希望をおっしゃるのか考える。そして、解決に向けて小さなステップを一つずつ、一緒に踏んでいくことで最終的にご納得いただけることがあります。
 
このステップを省略したり、最初から諦めたりしたくないんです。だから、一見難しそうでも保険会社に掛け合う、何か新しい方法がないか探すなど、とことん向き合いたいと思っています。
 
そうやってお客さまが契約されている保険に付加価値を付けられることが、代理店の醍醐味です。お客さまにとって、事故が起きた時に何でも相談できて、精神的な支えになる。そんな存在でありたいと思っています。
 
保険が効力を発揮するのは、実際に事故が起こったその時です。本当は何もないのが一番なのですが、万が一の事態が起きてしまった時に、その人が生活を立て直す過程をご支援できる。これが保険の力だと思います。

助けが求められている時に物事を判断し、最善の結果に向けて走り切る。そのために自分のスキルを発揮できることが、働きがいにつながっています。

キリングループに転職して感じた「働きがい」

キリンエコー保険事業部の柳澤

働きがいといえば、キリングループに来てから驚いたことがあるんです。それは皆さんの優しさと、「教え合う文化」です。私が入社してグループ各社の保険を担当させていただくなかで、契約に当たっての給与控除の設定など、各社によって異なるルールや対応を知っておく必要がありました。
 
その際、分からないことだらけの私に誰もが一から丁寧に教えてくださり、ほっとしたのを覚えています。他のグループ会社同士のやり取りを見ていても、過剰な丁寧さやムダなやり取りがなくて、全体が機能的に動いている印象がありました。

みんながこの姿勢で仕事に向き合っているから、それが組み合わさってすごい力になり、最速でいい結果に向かっていけるんだろうな。そう思えることが、モチベーションにもなっています。
 
そしてキリンエコーでは、転職の条件でもあった「育児との両立」を実現できています。子どもが熱を出して保育園から突然呼び出し…なんてことも一度や二度ではありませんが、フレックス制度を活用して無理なく働けています。そして何より、職場の皆さんに本当によく助けていただいています。
 
入社してから約2年間、まずは業務を覚えて、年間で滞りなく仕事を回していくことに注力してきました。今後は前職での経験をさらに生かして、キリングループの皆さんに保険について知っていただき、最適なものを選んでいただくときのヒントにしてもらいたいと思います。そうして、「キリンエコーと付き合ってもいいかな」と思っていただけたらうれしいですね。

noteでお届けするグループ報『写心館』次回もお楽しみに!

『写心館』では着飾っていない話を、できるだけストレートに聞くことを心掛けています。これからも、従業員の仕事に対する想い、働くうえで大切にしていることを本人の声を大切にしてお届けしていきます。次回もお楽しみに!

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