プラスチックを減らすために、PETボトルで工夫しているところは?【第6回|こんにちは。お客様相談室です。】
お客さまと一番近い場所に立ち、お客さまとキリンをつなぐ「お客様相談室」。キリンを支える縁の下の力持ちとして、お客さまにキリンを好きになっていただけるよう、誠実なコミュニケーションを大切にしてきました。
その中で、実際にいただいたお客さまからのお問い合わせと担当スタッフのやりとりを連載形式で紹介する「こんにちは。お客様相談室です。」。
また、毎月一人ずつ「お客様相談室」のスタッフを紹介していきます。お客さまと向き合い続けるスタッフの想いにも注目してみてくださいね。
キリンの工場見学に対するうれしいお声やプラスチックごみに関する質問など、今月もさまざまなお問い合わせが届いています。
キリンの工場見学はすごいですね。今夜も『キリン一番搾り 生ビール』を飲みます。
お客様相談室: ご見学いただきありがとうございます。また、うれしいご感想もいただき、大変励みになります。工場見学は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、一時お休みしておりましたが、現在は再開しております。お客さまが、キリンのモノづくりにかける想いを少しでも感じ取ってくださったなら、工場で働く者も大変よろこぶと思います。
▼編集部より
noteではビール造りの拠点である工場に密着し、全国のキリンビール工場を舞台に、造り手の熱い想いや工場の裏側を発信する連載企画『#造る人たち』をお届けしています。
『一番搾りプレミアム』はどこで買えますか?
お客様相談室:『一番搾りプレミアム』は、お中元やお歳暮限定で販売している商品です。店頭での販売につきまして、11月頃にお問い合わせいただければ、お買い求めになれるお店をお調べすることができます。
なお、キリンシティなどの飲食店では年間を通してご提供していますので、もし機会がありましたらご主人様とご一緒にお楽しみいただければと思います。
▼編集部より
『一番搾りプレミアム』を提供するキリンシティの魅力や楽しみ方を、noteにて特集形式でお届けしています。キリンシティについて気になる方は、ぜひ覗いてみてくださいね。
少しでもプラスチックの使用量を減らすために、PETボトルで工夫しているところは?
お客様相談室:お問い合わせ先にキリンビバレッジを選んでいただき、ありがとうございます。以下にお返事いたしますね。
キリングループでは、プラスチックの使用量を少なくするためにPETボトルの軽量化に取り組んでいます。また、ラベルのないPETボトル商品の『キリン 生茶』、『キリン 生茶 ほうじ煎茶』の発売もしています。
自動販売機の横についているのは、ごみ箱ではなく、リサイクル回収BOXです。自動販売機に商品を補充する際に、担当者が回収しています。回収した容器はリサイクル資源になるよう分別し、再生に繋げています。
『キリン 生茶』シリーズや『キリン 午後の紅茶 おいしい無糖』の一部でも、再生PET樹脂を100%使用した「R100ペットボトル」を使用しています。
また、PETボトル以外のPET素材からもPETボトルに再生できる「ケミカルリサイクル」にも挑戦を始めました。これからも、資源の循環利用を進めていきたいと考えています。
みなさんにお願いしたいことは、捨ててしまわずにリサイクルに協力していただくことです。また、リサイクルに出す時には、中にごみなどの異物がない状態にしていただくことで、再生PET樹脂の品質安定につながります。ご協力をお願いいたします。
▼編集部より
キリンが目指す「プラスチックが循環し続ける社会」を実現させるために、プラスチックの開発や研究を行なっているキリン社員にインタビューした記事をお届けしています。こちらもぜひ読んでみてくださいね。
今月のお客様相談室スタッフ紹介
お客様相談室は、チーム一丸となって、日々お客さまの声と向き合っています。そんなお客様相談室スタッフに、お客さまとの対話で大切にしていることや、記憶に残っているお客さまとのやりとりについて語ってもらいました。
―記憶に残っているお客様とのやりとりはありますか?
着任して間もない頃にお客さまからいただいた一本の電話が、今でも記憶に残っています。
お父様の代から『キリンラガービール』をご愛飲くださっているという男性のお客さまからでした。そのお客さまは子どもの頃、お父さまの帰りがいつも遅く、お母さまと一緒に「お父さんおかえり、いつもありがとう」と書いたメモをラガーに貼っておくことが、お父さまとの数少ないコミュニケーションの一つだったそうです。今ではその逆で、お父さまが「おつかれ」とメモを貼って、自分のためにラガーを冷やしておいてくれるというお話でした。
「ラガーは今も昔も人生そのもの。ラガーをおいしく飲めることが生きている支え」とまで仰ってくださいました。
私たちの商品が世代を超えて飲み継がれていること、お客さまの暮らしにそっと息づいていることがうれしく、お話を伺いながら心が温かくなり、目頭が熱くなったことを覚えています。
また、そのお客さまは、当時地元にあったビール工場への愛着や想いも聞かせてくださいました。なかでも2006年~2007年に参加くださった工場見学の特設セミナーに大変感動され、「今でもラガーを飲むときにその講座のことを思い出す」と仰ってくださいました。
お客さま対応のあと、工場見学のスタッフや当時講義を担当していた社員にお客さまのお声を直接届けたところ、「当時、セミナーの講座を担当していた社員からもそのお客さまにメッセージを届けては?」ということに発展し、改めてお客さまに社員の想いを届けるお手紙を出状することにつながりました。
この出来事を通じて、お客様相談室は消費者のみなさまと直接コミュニケーションができる数少ない部署であることはもちろん、お客さまとキリンで働く従業員との橋渡し役でもあることを実感しました。それと同時に、お客さまの声を受けてスタッフがそれぞれの想いを抱きながらお客さまのことを考え、一丸となってお客さまの声を社内に届けようとする情熱に圧倒されたことを今でも覚えています。
―お客さま対応をするうえでの心がけ、大切にしていることについて教えてください。
“言葉や声には色や温度がある“と常々思っています。お客さまがご連絡くださる背景は実にさまざまです。電話では表情が見えないだけに、お客さまのお声の表情から、出来事を通じてご不安に思われている様子やお困りの状況、キリンに対する期待など、ありとあらゆる可能性を想像してお話するように心がけています。
また、相手の表情が見えないのはお客さまも同じ。企業に連絡すること自体が勇気のいることかもしれません。お客さまが安心して、お話していただけるよう、丁寧で温かい言葉遣いや声のトーンを心がけています。
お客さまへの感謝を忘れず、常に感情を安定させ、柔軟かつフラットな状態で、一歩引いた視点を持つことも大切にしています。
―Mさんにとっての「いい時間」とは?
録り溜めたドラマを休日にまとめて見たり、ショッピングがてら外食をしたり、一人の時間を過ごすのが好きです。
友達や家族との旅行とはまた違った楽しみ方を発見してから、数年前から一人旅もするようになりました。
コロナ禍で頻繁には行けなくなりましたが、今度はどこに行こうかと計画を立てるのも楽しいです。まずは定番の観光スポットを調べるところから始まりますが、調べを進めていくにつれ、その土地の歴史や食文化まで、今まで知らなかった知識を得られるのがとても面白いです。
一人旅に限らず、行ったことのある都道府県はまだ25ほどですが、いつか47都道府県全制覇したいと思っています。
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「こんにちは。お客様相談室です。」では、お客様相談室が実際にお客さまからいただいたお問い合わせをピックアップし、担当スタッフとのやりとりを連載形式でご紹介します。
商品に関するお問い合わせからほっこりするエピソードまで、お客さまとキリンお客様相談室とのつながりを感じていただければ嬉しいです。
次回もお楽しみに。