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「外」に足を伸ばした1年。2023年KIRIN公式note振り返り

もうすぐ1年が終わろうとしています。
今年もKIRIN公式noteにお付き合いくださりありがとうございました。
 
毎年恒例、今年も振り返りをしたいと思います。
 2023年を一言であらわすなら「今・ココから一歩足を踏み出した1年」でした。未来に、過去に、キリンの外に、noteの外に、一歩踏み出してきました。

それでは具体的に振り返っていきます。


未来に一歩踏み出すコンテンツが生まれました

2022年の振り返りでは、「より一層『未来への展望』の言葉を追いかけていきたい」という言葉で締めくくっていました。
実際に社内から「未来に向けた取り組み」について「伝えたい」という声がより一層届くようになりました。

▼2022年の振り返りはこちら

連載「次のキリンをつくる~未来を切り拓く新規事業を追う~」では、新しいサービスの開発に携わる従業員にスポットを当てることにしました。新規事業のアイデアから、社内外で仲間を募り試行錯誤しながら徐々に形になっていくプロセスや、前向きな展望を聞いていると、いち従業員としてもとてもワクワクし、応援したくなりました。

 
入社3年目の従業員が、成長を見守ってきたリーダーとこれまでの軌跡を振り返りながら、未来に向けた“旗じるし”を立ててもらう「3年目の旗じるし」では、入社3年目ならではの苦労と、それでも手放したくない理想の狭間で葛藤する言葉がリアルにひしひしと伝わってきました。

 こうした「未来に向けた声」が増えていくと、社内からの反響が如実に増えてきました。

とある従業員からは「新しいことに挑戦する人が同じ会社にいることを知って、自分も頑張ろうと思った」と、感想をもらいました。同じような声はたくさん届きました。そのどれもが前向きな言葉であふれていました。

新しいことに取り組む人たちの熱い想いや未来に向かう姿勢が従業員の心持に変化を与える。そんな社内の共鳴装置にnoteがなりうる可能性を感じ始めています。

過去に学び未来につなげるヒントを得ました

未来に視点を向けていると、不思議と「過去」を深掘りしたいという声も多くなりました。過去を顧みることで、現在をまたいで同一線上にある未来につながるヒントを得ることができるかもしれない、といったような期待が込められていたように思います。

2000年に誕生した生茶。改めて生茶とはどんなブランドなのか?その答えを手繰り寄せるべく、歴史を振り返る機会をつくることにしました。 

当時開発担当だった従業員から現担当者へ「もっと自由に、のびのびやって」と、あたたかいエールをかけてもらいました。

 30年以上の歴史をもつ、ハートランドや秋味の開発ストーリーを紐解き、キリンのものづくりの原点もお伝えしました。当時を知らない従業員から多くの反響がありました。

 今年創業100周年を迎えたキリンビール仙台工場。その記念ロゴを手掛けた高校生とともに、これまで築いてきた地域との絆を振り返りながら、次の100年を一緒に考えました。

 その仙台工場で行われた、東北大学の学生さんにものづくりの上流から下流までを体験してもらうキャリア教育企画について、今年も追いかけました。

 次の100年も企業があり続けるために必要なことは何なのか、学生の皆さんにキリンの若手従業員と対話してもらいました。
学生の皆さんからは「応援したいと思える企業であるか」という言葉が出ました。
企業からどんな声をかけてもらったか?企業からどんな嬉しい体験を受け取れたか?そんな「過去からの蓄積」が未来への応援につながるのだということでした。
 
私たちがお客さまと接点をもてるのは、お酒やソフトドリンクといった商品を通すことがほとんどです。商品では語ることができない想いを伝えられるこのnoteという場の役割を改めて教えてもらった格好になりました。

外に出向き言葉を集めました

 未来に向けた言葉を紡ぐためにはキリンからの言葉では足りない、ということもわかってきました。

 同じような視座で未来を眺めている方々にご協力いただき、語り合う場を設ける機会にも恵まれました。結果として、私たちだけでは見出すことができない新しい視点をいただけました。ありがたいことに、語り合う場に足を運んでいただいた皆さんは一様に、私たちの取り組みを面白がってくれ、高い熱量でお話しくださいました。

 雑誌「BRUTUS」の編集長田島さんを迎え、「これからクラフトビールはどうなっていくんだろう?」というテーマのもと、キリンのクラフトビールに関わる人たちとの対話していただく連載をスタートさせました。

 田島さんには、対話していただくだけでなく、対話を振り返る「編集後記」も書いていただきました。その言葉に私たち従業員が触れることで、この対話の「次」に向けて何をすべきかを考える機会にもなりました。

 連載は残すところあと1本です。24年早々に発表しますのでお楽しみに。

 オウンドメディアの一つの役割は企業の「人格の輪郭」を映すことだと思っています。キリンという企業の人格には、当然ながら、これまでキリンに「いた」人も含まれるわけです。「キリンにいた人」から見たキリンを語っていただくことで、輪郭がまたクッキリとしてくるのではないか、そんな思いから、キリンを卒業し次のステージに向けて歩み出した方に会いに行きました。

 その他にも、老舗の酒場にハートランドを置いていただいている店主からハートランド考を聞いたり、紅茶の専門家とともにティービバレッジの未来を構想したり 、お茶専門店を立ち上げた海外の方と日本茶の可能性を語り合ったり地域プロデューサーとともに地域の未来に必要なことを語り合ったり…多くの方に会いに行く機会に恵まれました。

noteの外側からも発信しました

今年はKIRIN公式noteから一歩足を踏み出し、新しい接点をつくることにもチャレンジしました。

 自動販売機を通じて街と人とつながり、そこで暮らす人々を想う。そんなキリンビバレッジサービス従業員が出演する動画コンテンツを作成しました。

そして、新しいチャレンジがもうひとつ。

みんなと一緒に考える未来」をテーマにした「ラボ」のような場所を始めることにしました。

 先日、第一弾として「ウェルビーイング」をみんなで考えるオンラインイベントを行いました。人それぞれ形のちがう「ウェルビーイング」を自分らしく実現するためにはどうしたらいいのか、そのヒントを有識者の皆さんと語り合うことで見つけていきました。

イベントに対するキリンの想いはこちらの記事に綴っています。

 今後は、「未来の〇〇」というテーマで、ソーシャルイシューについてnoteの街にいる企業さんやオピニオンの方とともに語り合うような場をつくっていきたいと思っています。さらには、リアルな場で読者の方と対話するようなことも考えています。「未来」をテーマに声を交わすことで、noteの街自体が「明日のヒント」にあふれるような場になれたら、と思っています。

 ぜひ一緒に少し先の未来を考えていきませんか?

企業アカウントの方で興味のある方がいればぜひお声がけください。
私たちは引き続きどんどん外に出ていくつもりです。

最後に

新しい取り組みをしていくにあたり、制作パートナーの皆さんには今年も大変お世話になりました。今年、キリンnote取材班が取材に向かったのは13都府県。
 
クリエイターのみなさんが本気でキリンを知ろうとしてくれて、臨場感のある生の言葉を引き出してくださるからこそ、KIRIN公式noteは伝えつづけることができています。
改めてこの場を通じてお礼申し上げます。

 今年は「今」を伝える上で、過去に学び、未来を描いてきました。
そして、「ここ」から一歩踏み出し、キリンの外にいる方の声を集めてきました。

来年は、踏み出した歩みを止めず、もっと多くの人・企業とつながり、声を交わしていきたいと思っています。
 
取材にご協力いただいた外の方から「最近のキリンからは本気を感じる。だから協力するんだ」という言葉をいただきました。
そして実際に、私たちと一緒に悩み、考え、声をかけてくださいました。取材終わりに「僕にとっても貴重な経験になった」と言っていただけたときはとても嬉しかったことを覚えています。
 
悩みながら試行錯誤し、それでも前に進む姿勢に共感が生まれ、同じ方向が向けたなら、私たちはお互いにより良い未来を創っていけそうです。来年も、もっと色んな方と手をつなぎ、対話することで、新しい広がりができていくことが楽しみです。
 
引き続きKIRIN公式noteを宜しくお願いいたします。
それでは、よいお年を。


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